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アポロ スーパーカー「インテンサ エモツィオーネ」を発表 6.3リッター自然吸気V12エンジンを搭載

アポロ社が、6.3リッター自然吸気V12エンジンを搭載するピュアなスーパーカー「インテンサ エモツィオーネ」を発表!

【ギャラリー】Apollo Intensa Emozione19

かつてグンペルトという名前で知られたドイツのスーパーカー専門メーカーであるアポロ・オートモビル社が、最高出力1,000hpの新しい過激なハイパーカー「アロー」を公開したのは去年のジュネーブ・モーターショーだった。だが、このクルマが発売される前に、同社は「インテンサ エモツィオーネ」(イタリア語で「強烈な感情」の意)、略して「IE」という名の別のクルマを発売することになった。このIEはアローとも、また「クルマと言えばターボかハイブリッドという昨今の体制」とも、まったく違ったハイパーカーで、もっと粗野かつピュアなクルマとして作られている。
このアイデアを象徴する一面にパワートレインがある。IEのミッドシップにはイタリアのエンジン・メーカー、Autotecnica Motori社と共同開発した6.3リッターV12エンジンが搭載されている。最高出力780hp、最大トルク760Nm(77.5kgm)という数値は現在のスーパーカーと比べると飛びぬけているというわけではないが、ユニークなのは、これほどのパワーとトルクを過給器や電気モーターの助けを得ずに発生することだ。この自然吸気エンジンは甲高い咆哮を上げながら最大9,000rpmまで回り、8,500rpmで最高出力を叩き出す。

生々しいクルマの魅力を体感することがテーマと考えると、トラクション・コントロールが装備されているのと、低出力セッティングがオプションで選べるようになっているのは、少々不可解にも思われる。ただし、このトラクション・コントロールは無効化することが可能だ。


また、このエンジンは記録的なパワーを出すわけではないが、実はそのパワーで動かす車体が決して重いわけでもない。IEのシャシーとボディにはカーボンファイバーが使われており、車両重量は1,250kgと、トヨタ「86」とほぼ同じという軽さだ。このパワーは素早いシフトが可能な6速シーケンシャル・トランスミッションを介して後輪を駆動し、0-100km/hまで2.7秒、最高速度は335km/hに達するという。

IEの取り柄は直線おけるスピードだけではない。サスペンションはF1スタイルのプッシュロッド式ダブル・ウィッシュボーンで、調整可能なビルシュタイン製ショックアブソーバーとアンチロールバーが4輪すべてに装備されている。ボディに取り付けられた様々なウイングやスプリッターにより、300km/hの速度で走行時に1,350kgのダウンフォースを発生する。このクルマのために開発されたというタイヤは詳細不明のミシュラン社製で、アポロによれば、このタイヤのおかげでIEは2.0Gを超える横加速度を可能にしているという。制動力にも抜かりなく、フロント6ピストン、リア4ピストンのブレンボ製キャリパーが、4輪の15インチ・ローターをしっかりと掴む。

購入者はアポロ社が主催するこのハイパーカー専用のタイムアタック・シリーズに参加でき、また今後アポロ アローが発売される際には最初に購入する権利が得られる。ただし、IEのオーナーになれるのは10人のみ。アポロはIEをそれしか製造するつもりがないのだ。価格は230万ユーロ(約3億円)と、もちろん安くはない。

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